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最小侵襲手術, MIPO

CASE 11

ONE for Animalsでは最小侵襲によって骨折を治療する最小侵襲手術に取り組んでいます。最小侵襲手術は人の整形外科で最近、骨折の治療時に用いられている方法で、通常の治療と比較して、皮膚の切開や筋肉・骨周囲組織への侵襲が少ないため、治癒が速いとされています。 骨折の場合には金属製のプレートを用いて骨折を固定する最小侵襲プレート骨接合法(minimally invasive plate osteosynthesis:MIPO)が用いられます。 この方法の場合、皮膚の切開はプレートを挿入する部分のみで実施可能なため、 数cmの切皮を数カ所加えるのみで治療が可能となります。 また、猫で多い交通事故などの外傷に起因して生じる仙腸関節(骨盤と椎骨を結んでいる関節)脱臼の脱臼整復に関しても適応となる場合があり、通常の脱臼整復手術よりも少ない切開で手術が実施可能となります。 ONE for Animalsでは適応可能な骨折に関しては積極的に最小侵襲手術を用いる様にしています。

診断

:日本猫 9ヵ月 3.4kg 去勢オス 帰ってきたら足をあげていた

脛骨骨折と診断
脛骨骨折に呈してMIPO法にて骨折整復を実施しました。 透視レントゲンで手術を行い皮膚の切開部分は約2cmで実施可能でした。 術後の患肢の使用も良好でした。

:日本猫 4歳 4.2kg 避妊メス 外から帰ってきたら痛がっていた

右側仙腸関節脱臼と診断
仙腸関節脱臼の脱臼を整復した後、皮膚を約1cmのみ切開しその間からスクリューを挿入して脱臼の整復固定を行いました。 手術翌日より歩行が可能でした。

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