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2019年5月18日
皆さんこんにちは。ONE千葉どうぶつ整形外科センターです。
前回の続きの前足の骨折(橈尺骨骨折)に関してのお話です。
橈尺骨骨折に対して成功率が高い治療法は「金属のプレート(インプラント)で固定する」です!
これは金属でできた「プレート」と「スクリュー」を使う方法です。
…平たく言うと、「板」と「ネジ」ですね。
でもここはかっこよく、プレートとスクリューと呼ばせてください。
仕組みとしては、骨折した部分に「プレート(板)」を当てて、「スクリュー(ネジ)」でプレートと骨とを固定する、というもの。
インプラントで固定することにより、折れた骨同士がズレてぶつかり合うことがなくなるので、
「痛みが出ない」→「安心して前足を使う」→「骨に適切な力が加わる」→「治癒へ向かう」
という、回復に向かう良い流れが生まれるというわけ。
骨折は治癒までには通常2か月ほどはかかりますが、プレートとスクリューで固定することで、必要以上に長い期間包帯を巻かずに済んだり、骨にちょうど良い力をかけながら回復へ導くことができたりと、メリットがたくさんあるんですよ。
とはいえ、きっと気になるのは、
「うちの子は体が小さいけれど、インプラントのサイズは合うかしら?」
なんてことではないでしょうか。
ご心配なく!インプラントも進化しています!
次回は新しいタイプのプレート&スクリューについてご紹介します!楽しみにしていてくださいね!