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骨折

CASE 04

犬や猫の体には骨格という骨組みがありそれにより体重を支えています。その、体を支えている骨に強い力が加わり損傷すると骨折がおこります。
どの骨がどのように折れているかによって骨折は、様々なタイプに分類されます。骨折のタイプや年齢などによって治療法は決定されます。
骨折は、とても強い外力が加わって起きる事が多いので、骨折に伴い皮膚、神経、血管、筋肉、内蔵の臓器などに重度の損傷を生じている場合もあります。その場合には、治療は複雑で難しくなります。

症状

骨折をした場合には、痛みが生じ体重をかける事が困難になるため、動物は骨折した箇所の肢を挙げたり、触られることを嫌がります。また、骨折部分には出血や炎症反応が生じるため骨折後、数時間程度で骨折部分の周辺の軟部組織が腫れてきます。

診断

骨折をした場合には、痛みが生じ体重をかける事が困難になるため、動物は骨折した箇所の肢を挙げたり、触られることを嫌がります。また、骨折部分には出血や炎症反応が生じるため骨折後、数時間程度で骨折部分の周辺の軟部組織が腫れてきます。

治療法

骨折は痛みを伴い、骨折した部位の機能の喪失を引き起こすため、獣医師による処置が必要です。
初期治療では骨折の確認や骨折部を安定化するために包帯処置を行います。その後、手術が必要な骨折の場合、外科手術を実施します。

幼少期の成長板骨折や関節内骨折などは特に早い段階での治療が必要です。
外科的手術では、麻酔をかけ骨を元の形や長さに戻すため様々なインプラントを使用し、正常な骨の機能を回復できるように整復し骨の癒合を促します。

動物の体内に入れるプレートやスクリューなどのインプラントは人の整形外科器具の規格(AO/ASIF)に基づいて作成されたもので医療用のステンレスやチタン製のものを使用します。医療規格に適合しない安価で粗悪なものを使用すると体内で金属が腐食したり強度不足に陥る事が多く見られます。また最近ではロッキングコンプレッションプレート(LCP)というさらに強度の強いプレートもそろっており様々な手術に対応できるようになっています。

また骨折時に皮膚に大規模な損傷がある場合や骨折の部位によっては創外固定という固定手術を行う事も可能です。
多くの骨折はほとんど問題なく治癒します。しかし、適切な治療を行っても重大な合併症が生じる場合もあります。

骨折にあてはまる症状
熱っぽくだるそう
脚を引きずる・かばう
脚を上げたまま歩く
脚を痛がる
立ち上がれない
骨折を発症しやすい犬種
ポメラニアン、チワワ、ミニチュア・ダックスフンド、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ヨークシャー・テリア、マルチーズ、イタリアン・グレーハウンド、トイ・プードル、ミニチュア・ピンシャー、シーズー、サルーキ、ボルゾイ、パピヨン、柴犬、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、(以下猫)雑種、マンチカン、シンガプーラー、アメリカンショートヘアー、チンチラ、ロシアンブルー

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