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獣医師インタビュー 二次診療医としてキャリアを築く

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獣医師インタビュー 二次診療医としてキャリアを築く

ONE横浜どうぶつ整形外科センター 神経科

澤木 和貴先生

専門化、細分化の進む獣医療。二次診療施設でのキャリアを選択する獣医師も徐々に増えつつあります。二次診療医としてキャリアを築く上で理想的な環境とはどのようなものでしょうか。ONEどうぶつ整形外科センターの澤木和貴先生にお話を聞きました。

澤木 和貴先生
ONEfor Animals
ONE横浜どうぶつ整形外科センター 神経科

神経疾患の画像診断と内科症例をメインに担当するほか、外科手術にも対応。特に画像診断がお好きとのこと。

経験の量が質の高い診療につながる

神経科をご専門にした経緯を教えてください。

最初から神経科に決めていたわけではなかったですね。以前は別の二次診療施設で、夜間救急を経て総合診療科に所属していました。総合診療医として勤めている中で、神経疾患や画像診断への興味が深まり、そこから徐々に神経疾患専門にシフトしていった形です。ただ、神経科を専門にするというキャリア選択をしても、実際には神経科だけでなく総合的な知識が必要ですので、総合診療科での経験は大変役に立ちました。

神経科のどんなところにやりがいを感じましたか。

神経科では完治せずに一生付き合っていかなければいけない疾患というのが数多く存在します。そのような患者さんを長く診ていく中で、飼い主さんとの信頼関係を築くことができ、この病院で自分に診てもらってよかったと言ってもらえるのはやはり嬉しいですし、続けてきてよかったと感じますね。また、神経疾患は最終的にMRI検査に至ることが多いです。それまでの神経学的検査などで「この病気の可能性が高いだろう」と仮説を立てるのですが、MRIで病変が可視化でき、仮説の答え合わせができることもやりがいに繋がっています。予想が当たった際は自分の成長を実感できる瞬間でもあります。

キャリアの選択肢としての二次診療施設の魅力は?

多くの症例と出会えることがひとつの魅力だと思います。私は患者さんとの出会いはきっと何かのめぐり合わせだろうと感じています。というのも、自分がその症例を経験したことが他の患者さんの診療に活きることがあって、単に診断するだけでなく、「こういう状況ならあの病気を合併しているかもしれない」と想定できたりするんです。その積み重ねでより質の高い診療ができるようになっていくのが仕事のモチベーションにつながっています。そして、そういう経験を積むには症例数の多い施設でなければいけない。そう考えたとき、二次診療施設を選んだのは自然なことでした。特にONEグループでは年間約7,500件超の診察を行っており、二次診療施設の中でも症例数が多い方で、多くの症例に出会いたい獣医師にとっては魅力的だと思います。

ベテランには裁量権を、若手には技術継承を

経験豊富なプロフェッショナルとともに診療に臨む環境にどのようなメリットを感じていますか。

自分の専門ではない内容って、どうしても分からないことが出てきてしまうんですよね。そういうときに「これって神経疾患じゃない気がするんだけど」とか、「これって整形目線だとどうなの?」とか、プロフェッショナルと気軽にディスカッションできるというのがとても心強いです。このようにフランクに情報共有できる企業文化は、獣医師にとってのみでなく、患者さんにとってもプラスに働くはずです。

ほかにONEどうぶつ整形外科センターという環境にどんな魅力を感じていますか。

経験が豊富な先生にとっては、個々の獣医師に裁量を任せられる範囲が大きい点はONEの特色のひとつであり、責任とやりがいをもって診療に臨むことができる環境だと感じています。私も自分自身の力量でどこまで患者さんの力になれるか挑戦したいという気持ちがあり、ONEに参画しました。そして創業者の森淳和先生、小林聡先生をはじめ、真摯に獣医療と向き合う人たちが集まっている環境も魅力的でした。妥協せず、患者さんはできる限り受け入れ、治療はできる限り実施する。そういった人たちと一緒に仕事をしていれば、自分自身も磨いていけると思いました。

ONEどうぶつ整形外科センターではこれから二次診療医としてキャリアを築きたい獣医師も採用していますが、教育はどのように行われていますか。

プロフェッショナルが集まっている環境ですと、ともすれば個々人が独立して動くと思われがちですが、ONEではグループ全体で技術継承を積極的に行う土壌ができあがっています。ですので、先輩獣医師が後輩を指導したりアドバイスをする機会は多いです。また逆に、後輩獣医師も先輩に質問したり意見したりしやすく、ディスカッションの生まれやすい風通しのよさがあるんです。そういった風土というのが、私はいちばんの魅力だと思っています。若手の先生もサポートを受けながら自分で考えて能動的に動き、経験を積むことができるので、着実かつ効率的にキャリアを築ける環境だと思います。グループ内の他の病院との横のつながりも強いので、病院をまたいで症例情報を共有したり、ディスカッションをすることができるのも魅力です。

獣医師の成長をバックアップする制度もあるそうですね。

はい。ONEではスキルやキャリアを客観的に評価することができる育成制度や研修カリキュラムも整備されています。ですから、所属する場所や人との相性に左右されず着実にスキルアップすることができるんです。育成期間中の獣医師は基準を満たしているかどうかテストを受ける機会があるのですが、複数の経験豊富な獣医師の視点からフィードバックをもらえて知識や技術を向上させることができるのは、ONEならではの強みですね。

二次診療医として大切にしていることは、「自分の専門分野だけでなく、他の分野の勉強もして横断的な知識を身に付けること」。グループ内の別の病院の先生と症例の情報を共有したり、ディスカッションできることも役立っているとのこと。

若手にもベテランにも理想的な環境なんですね。

はい。それに加えて一般的な動物病院とちょっと違うところとしては、経営陣と診療業務を行う獣医師が完全に分かれていることです。獣医療と直接は関係ない部分をその業務のプロに任せることができるので、若手もベテランも関係なく獣医師は診療業務に完全に集中できます。全力で臨床と向き合えるというのは、獣医師として研鑽を積むのに適した環境だと思います。

二次診療医を目指す先生にメッセージをお願いします。

二次診療施設というと、専門領域や強みをもっている獣医師が多いイメージで、「やっていけるだろうか」と躊躇することもあるかもしれません。私自身、経験の浅い頃は、自分には何もできないと不安でした。ただ、私としては現在の能力ではなく、これから何がしたいかが大事だと思っています。自分がその施設で何をしたいのかというビジョンをしっかりもっていれば、必ず成長できると思います。現在のONEのスタッフも、一次診療施設から来た人、二次診療施設に勤めた経験のある人、大学院を卒業後すぐに来た人など様々です。多様なキャリアを積んだ人が一緒に仕事をする環境ですので、経歴や技術的な部分は気にせず、積極的に応募してほしいです。

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